私の初めての就職先は、SES会社でした。
数名の上司とOJTとして、現場に参画しました。
上司は1年程度で現場を撤退したが、私だけは契約を継続していただきました。
未経験から、1年間で単価が40万円アップという高評価でした。
その時のロードマップ・アクションプランを説明します。
システムの全てを把握
初めての案件はJavaでのWeb案件でした。
そして、1つの画面を任され、レビューをしてもらいながら進めていきました。
プロジェクトの進め方は、担当画面の課題管理表を作成しながら、開発を進めていく一般的なウォータフォール。
Javaは元々経験をしていたので、問題なく開発はできていました。
それだけでは他の新人と同じで、差別化ができないと考えました。
そこでまずは、他の画面の仕様についても把握するようにしました。
担当画面が優先のため、その時間は始業前やお昼、隙間時間などを有効活用をしました。
時間は経験者・未経験者関係なく平等です。
みんなが昼寝をしている時やタバコ休憩をしている時など、自分は理解することに集中し、差をつけていきました。
OJTということもあり、質問し放題の確変状態、うまく利用しない手はありません。
その結果、他の画面の担当者のリソースが相手いない時、仕様を理解しているのもあり、任されるようになりました。
新人の時は、めちゃくちゃなボリュームがアサシンされることは少ないので、臨機応変に行動しやすいです。
最初は「全てを理解している新人」という存在になりました。
属人的となる
組織で考えると、属人的になるのは非常にリスクになります(退職された時や教育的視点などから)。
しかし、SESであれば属人的になることは価値がある人材になるということです。
営業的に、より高単価案件があった場合、契約期間満了後は現場の変更をしたりします。
すると現場の営業担当者は、単価アップをし、抜けてもらわないようにするしかありません。
それを狙うため、属人的になりましょう。
単価アップが、SES会社の評価でもあり、昇給やボーナスに反映されることがあります。
それには、他人ができないこと・やらないことに積極的にチャレンジすることです。
技術以外でも、活躍できる場所が必ずあります。
- まめなコミュニケーション・ホウレンソウ
- 意欲的な質問・提案
- 積極的に飲み会に参加
「〇〇といえば××さんだよね」と言わせれば属人的になったもんです。
もちろん、技術も向上し、案件をこなせる必要があります。
資格に合格する
以前の記事で
という記事を書きました。
それは、現場を経験していくと資格合格が自然とできるようになります。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
までならば、午前問題の勉強を通勤中にアプリなどでするだけで合格ができます。
私は、午後問題の勉強をまったくせずに合格することができました。
そのため、優先順位をプログラミングにし、即戦力となるようにスキルを身につけるのです。
資格はあとで取れるようになります。
SES会社であれば、資格を合格すると、一時金と毎月の給料アップにつながる会社が多いです。
それは、個人の単価が上がることもあり、給料アップのネタにもなるからです。
6ヶ月ほど現場を経験したら、基本情報技術者の合格を目指すといいでしょう。
会社によりますが、毎月5,000円〜15,000円程度、手当てとして支給されるところが多かったです。
周りができないこと・しないことにチャレンジ
SES会社は、なんでもできるというわけではありません。
中には、Web系にすごく弱い会社もあります。
JavaやC#などしかできず、モダンなWebサイトを創ることができない会社やチームもあります。
そこで、あなたができるようになれば、非常に大きな存在となります。
周りのメンバーができないことにどんどんチャレンジしてください。
そして、それを自社他社問わずアピールしましょう。
私は個人でRailsをしていることをアピールしました。
その結果、exeアプリしか創ることができなかった現場(チーム)が、Rails案件を請けたりなど、どんどん営業の変化がありました。
当時20代の新人である私が、30代や40代に教育していました。
その結果、価値が上がり、自然と単価と給料が上がりました。
現場からは「抜けてもらっては困る」ということにすれば勝ったも同然。
単価は必ず上がります。
最後に
全てのSES会社で上記が通用するわけではありません。
ただ、業務以外でもプログラミングをしたいという人は、SES会社では少ないです。
日々継続して勉強するだけで、2〜3年程度の先輩なら1年以内に追い抜けます。
どんどん成長し、新しいことができるだけで、社内での評価やキャリアアップにつながります。
現場で、実績を作れば、転職でも非常に有利です。
理想的なかっこいい先輩になるために、勉強を怠らないようにしましょう。
よく「先輩の姿が未来の自分」といいます。
新人のうちは、上司のいいところは吸収し、悪いところは反面教師として、自分だけを改善していきましょう。