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未経験からエンジニアを目指す人が増えている
キャッチコピーに惹かれている人がほとんど
- 自由に働くことができる
- 業界年収が高い
などのキャッチコピーがプログラミングスクールやSNSで話題となり、エンジニア(主にプログラマ)を目指す人が急増しています。私は、未経験の方の面接を多数し、内定をたくさん出してきました。
採用した人では、
- 独学すらしてない
- 完全独学
- プログラミングスクール卒
など幅広いスキルの未経験を採用してきました。しかしなぜ、このようなスキル差があるのに採用されるのでしょうか?
今回はエンジニアになれる人となれない人の説明をします。
全員がエンジニアになれるわけではない
残念ながら、たくさんの時間とお金をかけてもエンジニアになれない(就職・転職)できない人が多数います。その理由と対策を知らない限り、よほど数合わせの採用出ない限り就職の成功は困難です。ただでさえ、コロナ禍による影響で未経験採用枠が大幅に現象しています。
しかし、未経験でも簡単に内定をもらうことができる人も存在しています。多数の面接をしていて「この人は採用できないな」という人にはいくつかの共通点が存在していました。
なれない(就職できない)エンジニアを対象に、その説明をします。
エンジニアになれない人の特徴
論理的思考(ロジカルシンキング)に向いていない
エンジニア(プログラマ)には、論理的思考(ロジカルシンキング)が必要です。
ロジカルシンキングとは | 人材育成・研修・マネジメント用語集 | 人材育成・研修のリクルートマネジメントソリューションズ
ロジカルシンキングとは物事を結論と根拠に分け、その論理的なつながりを捉えながら物事を理解する思考法です。 日本語では「論理的思考法」と言います。 物事を論理的に捉えながら話すことにより、聞き手にもわかりやすく伝えることができます。 また、問題解決の際にも原因特定や解決策の立案に効果的な思考プロセスです。
出典:ロジカルシンキングとは | 人材育成・研修・マネジメント用語集 | 人材育成・研修のリクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000192/#:~:text=ロジカルシンキングとは物事,的な思考プロセスです。)
これをプログラマの立場に置き換えると
- プログラムやデータの流れを理解し、説明することができる
- 多数の技術を理解し、それぞれ組み合わせて活用することができる
- 読解・解析など地道な作業もできる
といったことが必要です。
エンジニアを目指したはいいものの、こういう作業にどうしても慣れない人は存在しています。心のそこからやりたい人でないと、苦痛しかありません。
「エンジニアって楽しそうで給料高そう」っていうだけで挑戦してしまった人が、大抵当てはまります。さらにそれは面接でもわかります。
志望理由を聞くと「稼げそうだから」という理由の人もいました。こういう回答する人のほとんどは、ポートフォリオの作品が大したことがないので、ほとんどお祈りでした。
会社目線で就職活動ができていない
フリーランスではなく、会社員として就職する場合、会社目線での対策が必須です。
- 「自己PR 例」でググって改変したもの
- テンプレな回答ばかりしている
- ビジネス目線でのプレゼンしていない
新卒であれば上記でもいいのですが、未経験の中途採用は上記の答えをしてはいけません。未経験でも、今までのキャリアの経験を活かす説明が必要となります。
未経験での転職はあくまでプログラマとしては未経験ということに注意が必要です。それまでの社会人経験は価値がないということになってしまうと、新卒との差別化がないので、ほとんど採用されることはありません。
差別化がないと、給料の安いプログラミングを勉強してきた新卒を選びます。中途採用は、会社にどんな利益を生み出すかの説明を面接でしなければなりません。
意外と、未経験エンジニアの面接をすると
「プログラミングを勉強しています」
をものすごく推してくる方が多いです。それほど魅力的にはならないので、会社目線で、あなたを採用するとどんなメリットがあるかどうか?を考えてから面接に挑んだ方が上がります。
技術内容がマッチしていない
ここでいう技術力とは、単なるスキルレベルではありません。市場が求めている技術となります。
市場が求めている技術はバラバラなのですが、絶対ではないですが経験上に分けると
SES(客先常駐)
- C#
- Java
- SQL(基幹システム)
などの技術が需要があります。
受託 / 自社サービス
- Web関連の技術
- SQL(小規模システム)
- クラウドを利用したインフラ(AWS / Azure / GCP)
などの技術が需要があります。
狙う市場にあった技術を身につけよう
- SES会社の面接を受けているのにSQLが分からない
- ベンチャー(Web系)だが、Javaしかしていない
など、面接を受ける会社に合わせた技術を修得しておく必要があります。最低限、教えてもらいながらでも作業ができるのであれば内定をもらえる可能性が高くなります。
面接対策のPDCAをする
内定をもらえない未経験エンジニアの方の原因は技術にないことがほとんどです。上記の視点さえあれば、プログラミングの技術が低くても内定が出る可能性が大きいです。
なかなかもらえない場合、IT業界の知人に
- 履歴書
- 職務経歴書
- 面接の内容
を添削してもらいましょう。そして、その知人の方が一緒に働きたいと言ってくれるないようになれば、内定をもらえる可能性が高くなります。
イチローさんの名言で
「練習で全力で振れなきゃ、本番で振れるわけがない」
という名言があります。面接の練習が完璧でなければ、本番の面接でうまくいくことはほとんどありません。必ず練習をして面接に挑んでください。
私自身、未経験の方のメンターもしています。Twitterなどで質問をいただければ、答えられる範囲でお答えいたします。
運営者について
A VENTURE WORLD(ITベンチャーの世界)を運営している「はづき」といいます。大阪でクリエイター活動をしています。
メンター依頼
未経験や駆け出しエンジニア向けにメンターをしています。業界10年以上のキャリアが実務経験を教えます。
この記事を見た方がエンジニアにデビューできることを祈っています。