目次
未経験からエンジニアになる
未経験からエンジニアになるには
- 自分でソフトウェアやWebサービスをリリース
- IT企業にプログラマとして就職
- フリーランスや起業をする
といった、客観的に判断できる結果が必要となります。また、日々の生活があるため、収入が必要です。そのため、エンジニアとして何かしらの収入があるということが「エンジニアになった」と言えるでしょう。
未経験からエンジニアになるために必要なお金
現在、未経験からエンジニアになるためのサービスが、多数存在しています。今回はその料金を計算してみます。
決して楽・安価ではありません。必ず、現状分析・エンジニアになるために必要な期間を見積もってから挑戦してください。
※大学や専門学校は学生がメインのため今回は対象外としています
パソコンの購入
プログラミングをするためには、パソコンが必要です。一般的には、WindowsまたはmacOSを選びます。
個人的に各OSでオススメパソコンは、
Windows|マイクロソフト Surface Laptop
マイクロソフト Surface Laptop 4macOS|Apple MacBook Pro
Apple MacBook Proです。
将来的なスペックも考慮し、20万円程度は必要です。また、どこでも開発できるようにノートパソコンにしましょう。メンターや勉強会に参加する時に必要となります。面接ではプレゼンに使いましょう。
メモリ | |
---|---|
最低限 | 8GB |
推 奨 | 16GB |
余裕があれば | 32GB |
費用:20万円前後
プログラミングスクール
プログラミングスクールで必要な費用は、200,000円〜800,000円程度となります。また、ローンを利用すると、利子で100万円を超えることもあります。
プログラミングスクールと採用会社は別会社となることがほとんどとなります。そのため、スクールに行ったからといって内定がもらえる保証はありません。努力しましょう。
費用:最高100万円
実務経験を購入できるサービス
最近は、未経験の内定がかなり厳しい状況となっています。そんな未経験のための、実務経験を積めるサービスが登場しました。輝かしいスキルや経験がない方は使うことになるかもしれません。
料金は、
月額料金
¥29,800/月 + 税
となっています。3ヶ月間、参加した場合で見積もってみます。
費用:約10万円
毎月の生活に必要なお金
未経験からエンジニアになる場合、スクールに通ったり、勉強するために時間が必要となります。よって、正社員ではなくアルバイトを選択している方も多数います。そのため、生活に必要なお金も計算することが大切です。
生活に必要なお金は、2パターンで考えられます。
- 実家暮らし
- 一人暮らし
今回は、一人暮らしで考えてみます。
項目 | 費用 |
---|---|
家賃 | 60,000 |
食費 | 30,000 |
光熱費 | 10,000 |
通信費 | 10,000 |
奨学金 | 20,000 |
雑費 | 30,000 |
※大阪市内を想定
最低でも、上記の金額は必要です。
しかし、未経験からエンジニアになる方は、30歳前後の方もいます。そのため、人の付き合いなども考慮すると、毎月20万円は必要となります。
また、最近の若い人は奨学金を借りている人が多いです。実家や家庭持ちの場合は、家族に協力してもらい、自身が生活に必要なお金を0円にすることも可能です。
今回は、
- 独学:3ヶ月
- スクール:3ヶ月
- 実務経験:3ヶ月
- 就職活動:1ヶ月
で考えてみます。
費用:20万円 * 10ヶ月 = 200万円
必要なコストは、300万超!?
計算してみた結果
上記の費用を計算すると、10ヶ月間では、330万円が必要となります。それだけの資金を用意していると、会社を退職して仕事をせずに、9ヶ月間もの間プログラミングと就職活動に集中することが可能です。
あまりにも高額なので、お金がない場合は、親や家族に協力がないと、勉強時間を確保できないことも多くなります。早く勉強をすることが、内定の確率がアップします。年齢が上がるとともに、内定率は残念ながら下がります。
お金をかけて勉強しても必ず就職できるわけではない
しかし、どれだけお金と時間をかけても就職できない人はできません。
全員がラーメン屋を経営しても、一定数は廃業してしまいます。それは、相性が存在しているからです。プログラミングと相性が悪かったり、自身と相性がいい会社に出会わない限り、就職はできません。これは、努力でどうにかなるものではありません。
0円で転職できる人も存在する
スクールやパソコンを買わずに未経験から転職できてしまう人もいます。そういう人は、技術以外に魅力的なスキルがあるから採用されます。
IT業界の仕事はプログラミングが全てではないため、未経験でも即戦力になる人もいます。まずは、自身がどのような価値が現状あるのか分析をしましょう。もし、まったくないのでしたら、今の職場で成果を出すことをオススメします。その成果を持って、面接に挑むと内定をもらえる可能性が高くなります。
プログラマと違う枠で就職し、並行してプログラミングを勉強することがリスクが低く、最前の方法です。現状のスキルを活かして転職ができないかも考えてください。
ビジネススキルと対人スキルを伸ばそう
また、エンジニアになるためには、プログラミングだけを勉強すればいいと思っている人が多いです。しかし、実際は対人スキルが組織においては重要です。フリーランスでも必要です。対人スキルが不要なのは、一人でサービスを開発して収益をあげている人のみとなります。
技術をどれだけ勉強していても、面接で求められるのは
- 人間性
- これまでのキャリア経験
- マネジメント能力
などを年齢に比例して問われます。意外にも、未経験は技術力を問わない会社が多いです。
質問でも
「何を勉強していますか?」
程度が多いです。業務をするにあたり、勉強中の技術を必ず使うとは限らないからです。しっかりと、対人スキルや、なぜIT業界を目指すのか?を自己分析しましょう。
また、面接練習を業界の人にお願いすることをオススメしています。客観的に対策ができていないと、第一希望の会社にはほぼ落ちてしまいます。
最後に
しっかりと、見積もりと分析をしましょう。
そうしないと、不要なコストとお金を浪費してしまいます。