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市場価値が低いエンジニアとは?
一般的に、年齢が上がるにつれて、市場価値が上がります。それは年齢にふさわしい経験を積んでいるからです。
しかし、年齢が上がっても、昨年とほとんど変わらず、市場価値が下がっているエンジニアも多数います。維持=価値が下がるのです。減価償却と同じです。
IT業界は、実力主義のため、年下にスキルで負けることも多々あります。もちろん、幅広い分野があるので、総合力や異なる分野で勝てば問題ありません。しかし、その差別化ができないエンジニアも大勢存在しました。
今回は
- プロジェクトメンバー
- 採用
- ヒアリング
などから、さまざまなエンジニアを分析しました。市場価値が下がっていく、SESエンジニアの特徴がいくつかあったので、紹介をします。
市場価値が下がっていくエンジニアの特徴
読書をしない人
市場価値が下がるエンジニアの特徴で、読書をしていない人が非常に多かったです。
読書は、
- 技術
- ビジネスや考え方
などが身につき、普段からのアクションプランのためのネタになります。
普段から読書をしている人は、インプットした情報をベースに、新しいアウトプットをしています。しかし、読書をしていない人は、新しい知識が身につかず、昨日の自分と変わらない行動をしています。
よって、読書は市場価値を上げるためには必須だと感じています。読書をしなくても成長する人は、読書以外のことで成長する機会が多い特徴があるので、絶対とは言えません。しかし、読書以外からもインプットしていない人は、ほぼ間違いなく市場価値が下がるエンジニアになっています。
自分でスキルを身につけない人
日々、プロジェクトをこなしているので、技術力(スキル)は身につきます。しかし、あくまで担当しているプロジェクトのノウハウのみになります。
新規プロジェクト以外では、新しい技術はなかなか身につきません。客先常駐のSESの場合、参画先のプロジェクトにも左右されます。さらに独自技術の案件もあります。
そのため、自ら幅広い技術を身につけていかなければ、市場価値が高くなっていきません。
転職(現場/案件)数が少ない人
1つの会社やプロジェクトに依存しているエンジニアは市場価値が下がっていきます。パッケージ導入などの作業もあり、技術力はあまり向上しない会社やプロジェクトも多数あります。
海外の低価格商品が出てきてしまい、売れなくなることもあります。その時に、転職をするにも1つの会社や案件に依存していると、市場価値は高くなりません。
自分で営業しない人
客先常駐のSESは、自分=商品となります。
基本は、営業が案件を探して要員(自分)の提案をします。しかし、営業に任せていては、自分の理想の現場に参画できる可能性は非常に低いです。
基本的に、市場価値の高い人材からレベルの高いプロジェクトにアサインされます。自分が市場価値の高い人材であるならばいいのですが、そうでない場合、自分で現場を見つけることも重要です。
- 勉強会やセミナーに参加
- 現場で成果を出し、上長に気に入ってもらう
- キーマンが参加する、飲み会に参加する
など、自分を売り込んでいく機会を、自ら開拓する必要があります。
飲み会に行かない人
会社には
- 積極的な人
- 消極的な人
この2種類が存在します。
さらに、
- 有能
- 無能
で分類が可能です。
消極的な無能は、市場価値が高くありません。しかし、無能でも、積極的になることで、市場価値が高まる可能性があります。
客先常駐では、技術力が全てではありません。コミュニケーションが重要な場合も多いです。意外と、人間性重視で価値が高くなることも多いです。
有能は消極的でも市場価値が高いですが、もし無能であるならば、積極的になりましょう。そうすることで、市場価値は上がります。
市場価値を上げていこう
市場価値が上がるとどうなるのか?
エンジニアは、市場価値を高めることで、自由な働き方や高給を得ることが可能です。会社からリストラされることもなく、優先して昇給や福利厚生をもらえたりすることが可能です。
しかし、そのためには、今の会社だけではなく、転職市場が求める人材を理解し、それを満たすエンジニアになる必要があります。そうしないと、井の中の蛙となり、世の中のレベルの高さに気づいた時は、抜け出せなくなっている可能性があります。
自分の市場価値について悩んだ場合は、この本がオススメです。気になる方は読んでみてください。