よく面接で、未経験の方に対して学んでいることを聞くと
「今は、基本情報技術者の資格を勉強しています!」
など資格について、ものすごくアピールしてくる方がいます。
私は、この時点で採用枠から外すことがほとんどだ。
なぜか?
不要とは言ったが、もちろんあるほうがいいに決まっている。
しかし、資格があれば実務ができるわけではないからである。
まずは、資格よりも考えるべきものがある。
それは、優先順位だ。
100点で免許を合格した人より、暴走族を選ぶ
ドライバーで、考えてみよう。
運転技術を重要視した場合、どちらを選択するか?
- A:1年間かけて100点満点の勉強した、ペーパードライバー
- B:白バイから10回逃げ切った、元暴走族リーダー
私は、問答無用に「B」を選択する。
特に、日本のIT企業は「資格 = 実務必須条件」ではないからだ。
資格勉強もいいが、最初はプログラミングの勉強を
もちろん、スキルが同レベルの人の比較では、資格所持者を優先的に選ぶだろう。
しかし、個人的には、高スキルの方がポイントは高い。
資格知識は後付でも大丈夫でいいと思っている。
最初は、PCスキルとプログラミングを優先度を高く、学んでほしい。
どんなサービスでもいいから、1人で最後まで開発・運用をしていると最終面接まで残しておきたくなる。
私が面接官をしている時は、上記の視点で判定をしている。
入社したい会社に合わせて、勉強の優先順位を
もちろん、中には資格を高評価にしている会社もある。
私が昔、在籍していたSES企業は、基本情報技術者を所持しているだけで、1万円以上の手当が出た。
そのため、あなたが入社したい会社が求めるスキルに合わせて、優先順位をつけるのが大事だ。
どちらにせよエンジニアで就職するならば、プログラミングは必須なのでやるべきだ。
実際に採用では
- 1年間プログラミングをした人
- 1年間資格勉強をした人
では、大きなスキル差があり、実務では後者が活躍をしていた。
資格は実務をしていけば合格するための知識が身につくため、先に戦力になるためのスキルが重要だと私は考えている。
資格証明書を面接で見せるだけよりも、パソコンで開発中のサービスをプレゼンする方が、よい結果になる可能性が高いだろう。