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エンジニア(プログラマ)は他業種と比較すると、低リスクで起業ができます。
しかし、必要な能力があります。それは、マーケティング能力です。
エンジニアの役割
プログラミングは目的ではなく手段
一般的にエンジニアは
- システム
- Webサイト
- スマホアプリ
- 自動化
などの目的を実現させるために、プログラミングを利用し、開発をします。そのため、目的を達成するための手段がプログラミングとなります。
※研修やオープンソースの開発などに携わる人は別
極端な話、プログラミングなしで開発できるNoCode(ノーコード)やパッケージ、既存サービスで目的が達成できるのであればプログラミングは不要です。もちろん、そういうツールを開発するには、プログラミング技術は必要です。
マーケティングの必要性
上記のシステムやWebサイトは、プログラミングで開発することができます。しかし、マーケティングなしに開発しても意味がありません。自己満足で終わってしまう可能性があります。
もちろん、趣味である場合は問題ありませんが、事業で開発する場合は必要です。
エンジニアとマーケティングの組み合わせ
起業で必要な能力(スキル)
起業するには、必要な能力(スキル)があります。
届出や技術、資金以外では、
- 営業
- 経理
- マーケティング
などの能力が必要です。
組織では役割分担
会社に所属している場合は、
- 営業部
- 経理部
- 人事部
- マーケティング部
- システム部
など、チームが分かれています。
しかし、独立した場合は
- 従業員を雇用
- 外注
などをしない限りは、自分で全てしなければなりません。
今回は、マーケティングにフォーカスを当ててみます。
マーケティング能力があれば、ビジネスオーナーになれる
会社員のエンジニアが起業した場合、大抵、2パターンに分けることができます。
- フリーランス
- ビジネスオーナー
この2つに分かれます。
フリーランス
フリーランスは開発業務を行うことで報酬を得ることが可能です。月単価や案件毎に金額が設定されており、会社員時代と比較しても、大きな収入を得ることが可能です。やればやるだけ高収入になるので、趣味が仕事の人には最適なキャリアプランです。
フリーランスの主な収入は、労働収入になります。
ビジネスオーナー
ビジネスオーナーは、労働による報酬ではなく、何かしらの事業・サービスなどの仕組みによる収益を得ることです。軌道にのってくると、労働せずとも収入を得ることが可能です。
ビジネスオーナーの主な収入は、権利収入になります。
労働収入と権利収入
詳しくは別記事で説明をします。
どちらがいいとはありませんが、成功するとリターンが大きいのは権利収入です。労働収入では固定された収入となりますが、権利収入は変動となります。そのため、成功すると大きな収益が見込めます。
しかし、権利収入はハイリスク・ハイリターンとなります。収入が発生するまで時間がかかります。マーケティング能力が非常に重要です。
マーケティング能力を身につけ、ビジネスをしよう
マーケティング能力を身に付けると、自分ブランドのビジネスを保有することが可能です。
普段、何気なく利用しているツールでも、マーケティング能力を活用することが可能です。
- SNS(Facebook、Twitter、Instagram、TikTokなど)
- ブログや動画(情報発信など)
上記のツールの活用で、マーケティング能力の向上が可能です。
マーケティングでは、
- 過去に流行ったもの
- 現在で流行っているもの
- 未来に流行りそうなもの
- 需要がありそうなもの
などの分析を行います。
そして、需要がありそうなものを、開発や制作し、公開(リリース)します。
- 社会や学校、家庭で必要なもの
- ビジネスで使えるもの
- SNSで面白いもの
こういったものです。
最初はミニマムスタートで始め、徐々に拡大をしていきます。
「継続は力なり」
と言う言葉があるように、継続が必要です。続けていくと、新たな気づきやひらめき、発見があります。
また
「これをすれば儲かる」
は基本的にありません。需要と供給のバランスがあるように、このバランスが崩れてしまうと資本企業に勝つのは困難です。自ら体験・経験し、ビジネスを生み出すことが必要です。
よって、エンジニアでビジネスを考えている方は、マーケティング能力を身に付けることが必要です。
会社員と並行し、好きなことができる
フリーランスとして、労働収入をすると、好きなことをする時間がありません。しかし、会社員を続けながらアイデアを開発するということもできます。
マーケティング能力を身につけ、好きなものを作りましょう。失敗しても、成功しても会社員の安定した収入があるので、リスクが最小限です。成長の見込みや会社員の給料を超えた時、独立し、もっと拡大させましょう。
マーケティング能力が低いため、フリーランスになっても客先常駐(SES)をしている方々がたくさんいます。本当に作りたいものがあるのであれば、仕事以外のことを面倒みてくれる会社員時代のうちに幅広くスキルを身につけましょう。
エンジニアがマーケティングの勉強にオススメ書籍
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