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会社の空気を悪くする言動をしてしまう
会社の人の悪口やネガキャンを周りに言う
問題児エンジニアは、会社の悪口やネガキャンを周りの人に手当たり次第に話します。もちろん、会社に非があるような内容であれば、改善点として認めることがあります。しかし、会社のことだけではなく、人間性なども含めて攻撃をしたりします。また、実際に存在しない話を創り出し、虚言も多く見えます。そのような話を日々聞いているチームメンバーは疲弊してしまい、大きなストレスとなってしまいます。
会社の空気を乱すような言動をする
トラブルメーカーエンジニアは、会社の方向性と異なる動きをします。そこに論理的思考能力で考えられたロジックがあればいいのですが、ただ単純に気に入らないというだけで、改善案もなく、場を乱すような言動をしてしまいます。そのようなエンジニアがいてる場合は、ベンチャーとしての進み方が遅くなってしまい、余計なリソースを使うことになってしまいます。
プライベートでのことを仕事に持ってくる
スタートアップはビジネスのスピード感が必要です。そこには、プライベードで発生した問題を忘れるかのような忙しさです。その忙しさが会社を成長させていきます。そんなベンチャーですが、プライベートでのできごとを普通に会社に持ってくるエンジニアが存在しています。雑談ネタとしては問題ないのですが、そのモチベーションを連日仕事に取り入れてしまいます。特にネガティブな愚痴をチームメンバーに毎日話すエンジニアがいます。そのような話を毎日聞いていると、チームメンバーが疲弊していってしまい、余計な飲み会などでカバーすることもでてきます。そのようなことは最低限だけにし、会社のビジネスをとめてしまうようなことはやめておきましょう。
会社から社員が離職していく
退職理由の多くは人間関係が原因で離職する
【第6回】退職理由に関する意識調査 | メディカル業界アンケート集計結果 | キャリアLabo | 日経メディカルプロキャリア
会社を退職する理由で多いのが、人間関係です。これはIT業界だけでなく、どの業界でも言えることです。問題児のエンジニアは役職は関係なく、大きな影響をチームに与えます。
そんなトラブルメーカーなエンジニアを採用してしまうと、1年以内に一定人数の退職者を出してしまいます。それは、精神的に耐え難い言動やハラスメント行為が日常的に続き、ストレスとなって周りの人間が病んでしまうからです。病み始めると、エンジニアは何も言わず、離職していきます。トラブルメーカーエンジニアからの報復も恐れ、本人に対しては直接何も言わず、本音が建前に隠され、原因が会社に伝わりません。そうなってしまうと、学校のいじめのように原因がわからないまま内部崩壊が進んでいきます。
エンジニア関係なく、人は変わらない
問題児エンジニアに改善要望を伝えても、人はなかなか変わりません。1つの問題は起こさないようになっても、異なるトラブルを起こします。最終的には、上司も手を挙げてしまい、どうしようもなくなります。トラブルメーカーエンジニアでチームを組むのは危険であるため、1人で担当してもらう仕事を会社が用意することになります。そのため、マネジメントが大変です。
退職後、トラブルを起こす
口コミサイトに悪口を書かれる
問題児エンジニアは、退職後に口コミサイトに悪口を書き込みます。タチが悪いと、事実無根な内容を記載され、会社の評判が一気に落ちてしまい、求人に影響が出てきます。
口コミを削除する場合、弁護士を使う必要がある場合や手続きなどによって費用が多額に発生することもあります。従業員が離職するだけでなく、会社のお金も減らしていくという置き土産を残していくのです。かなりのお金と時間と体力と精神が必要になるので、諦める会社も存在します。それほど、口コミサイトの悪口は大きいのです。特に、中小企業やスタートアップ企業のように少人数の会社であれば、その悪口は目立ってしまいます。それを削除する時間と費用が惜しいのですが、消さない限り、新規の採用も厳しくなってきます。
在籍中の社員を引き抜く
問題児エンジニアは、周り全員を敵にするというわけではありません。会社の敵は味方にしてしまいます。敵の敵は味方というやつです。このように手を組まれると厄介で、普通のエンジニアに対してネガキャンを行い、味方に引き摺り込もうとします。そうなってくると、問題児エンジニアは退職しても、そのようなメンバーを引き抜いてしまいます。転職先では、ノーコストでエンジニアを採用できるわけなので、評価も鰻登りです。引き抜き行為を絶対に止めることは難しく、引き抜かれていくケースも多々あります。そのような状況になってしまうと、会社にとっては大ダメージです。
結論:面接で見極めるのは非常に難しい
コネ採用が必ずしも安全ではない
初対面での1時間程度の面接で全てを見極めるのは非常に困難です。また、社員の紹介で入社したエンジニアも安心できるとは限りません。紹介されたエンジニアがトラブルメーカーという場合もありえます。今の社風に合わないエンジニアも存在します。かならず慎重かつ複数人での判定をすることが必要です。
人数が必要だから採用するは危険
「とりあえず採用する」という流れで適当に内定を出すのはやめましょう。必ず社風とマッチするかどうかを、人事担当者と技術担当者で見極める必要があります。特に予算のないスタートアップ企業であれば重要です。数が必要だからという理由で、手当たり次第に採用をすると、既存エンジニアにも悪い影響を及ぼすエンジニアを、入社させてしまう可能性があります。そのようなエンジニアも会社の敵にまわってしまうとかなり大変です。そのため、採用は慎重にするべきです。